「今日の空、きれいだったんだよー」

「そうなの? 今日外に出てないなあ……見ればよかった」

「でもね、見ながら歩いてたら転んじゃったよ」

「……。もー……アルトくん、気をつけようよ」

「だってあれは絶対見るべきだって。見逃したら惜しいよ?」

「だから、見たかったら立ち止まって見たらいいじゃない」

「あ。そっかー」

「……もー」

「またきれいな空だったら立ち止まって見ようかな」

「それもいいけど、あんまり遅くならないうちに帰ってきてね。夜は危ないから」

「ん。わかったー」

「……ほんとにわかってるの?」