RomancingSaga2 -再録-                                _

「詩人さま…」

詩人に淡い想いを抱き、彼と再会の約束に笛を貰うも、再び彼に会うことはありませんでした。
会えなくても彼のことが何もわからなくても彼のことを知ろうと、詩人の足跡を辿りました。

という設定があとにできた
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ロマサガ2・ナディールさん


「…何を考えているのだあの男…
 あのいたいけなイーリスに私を頼れだなどと。

 私を何だと思っている…
 私を神格化してどうするというのだ。
 私はただの老いたるネレイドだ」
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ロマサガ2・ナウシトエさん


【詩人とナディール】
「詩人さま、どこへ行かれるのですか…?」
「ナディール、僕はね、旅をしなければならないんだ。皇帝のうたを唄うために」
「それは、重要なことなのですか? 皇帝陛下は貴方のことをきっとご存知ありません。それでも貴方は旅をするというのですか」
「勿論。誰かが知っているから、誰かが聴くから、僕はそのために旅をするわけでも、歌を唄うわけでもないんだよ、ナディール。
 僕はそうするように定められている」
「定められている…? それでは理解できません。わたしは運命や定めというものがわかりません。わたしに分かるように説明して下さい」
「……僕としたことが、よくわからないことを言ってしまったね。要するに僕の自己満足なんだよ。僕は皇帝の歌を完成させることを目標としている。生きがいなんだ。それだけのことさ」
「詩 人さま、詩人さまは誤魔化しておいでです……そもそも、詩人さまはどういったお方なのですか? わたしには詩人さまの素性が全くわかりません。皇帝の歌を 完成させるなんて、そんなことは無理です。千年とも二千年ともいえるながいながい帝國の皇帝陛下がたの歌を完成させるだなんて、人間には…いえ、わたした ちイーリスにも、ネレイドにだって…」
「ナディール、ネレイドには千年のときを生きる最長老がいる」
「いいえ、いいえ、そんなことは関係ありません。詩人さまはいったい…」
「ナディール」
「………申し訳ありません、詩人さま。でも、わたし、もっと詩人さまのお話を聞かせていただきたかったのに……」
「きっと戻るよ。僕の歌を聴かせてあげよう。君の聞きたい話もきっとある」
「違うんです…詩人さま。わたしは聞きたい話があるわけじゃないんです…」
「ナディール?」
「……いいえ、申し訳ありません、わがままを言って…
 お戻りになると言われても、いったいどれほど待てば詩人さまはお戻りになられるのですか?」
「そうだね…十年、二十年…百年…? いや、それとも数ヵ月後……ああ、すまない、ナディール。僕には断言することができそうもない」
「……わたしはいつまでもお待ちしております。ですから、できるならばわたしの生きているうちに……」
「また君と会えるように。努力するよ」
「約束は、できないのですか」
「すまない、ナディール」
「……そうですか…わかりました。
 …お気をつけて、詩人さま」
「ああ、ありがとうナディール。この数日、楽しかった」
「いえ…こちらこそ。
 …詩人さま、お名前を伺っても…?」
「僕は詩人さ。それ以上でも、それ以下でもないんだ! だから僕のことはいつもどおりにそう呼んでくれればいい。
 …じゃあ、ナディール。さようなら、またいつか」
「…え、ええ、またいつか……」

「呼びたい名前は、"詩人さま"ではないのに…
 …詩人さま、詩人さま…早くお戻りになられますよう…
 貴方の旅路が安全なものでありますよう…」

+

なんとなく書く書く
数千年を生きる詩人、本当にその生身で数千年生き続けているんだろうか。謎の多い人だ。
帝國の歌を歌うってことは、なんなんだろう…
てか、数千年続いてるバレンヌってすごいですよね。

とりあえずナディールにとって詩人は生涯でただひとり胸をときめかせた相手であり、
詩人にとってのナディールは長い生の中で鮮明に記憶に焼きついたひとりの少女であり、彼からナディールに対する感情はあまりハッキリしません。
お互い思索をして語り合う有意義な時間がチカパ山の数日で持てたらしい。



【ナウシトエとナディール】
「最長老さま。詩人さまのことをご存知ですか?」
「ああ…面と向かって話したことはないがな。何故だ?」
「あの方がどういうお方なのか、わたしにはわからないのです。ひとの身で帝國の歌を…だなんて」
「ひとの身、か…ふふ、ひと、か」
「…どうなさったのですか?」
「すまぬ、ふふ、私にもわからん。あの男の正体が全くわからぬのだ、黒き少女よ」
「そんな…魂を視ることができると言われる最長老さまにも? 長いときをも生きていらっしゃるというのに」
「覚えておくのだな、少女よ。私は全能ではない――しかし、あの男の魂は…視えぬ。正体が全くわからん」
「…詩人さま…詩人さまは、いったい…?」


【氷帝と魔物】

氷帝オニキス。
憎しみだけを心のうちに。



君のしあわせを祈ろう。

俺はもう死ぬけど、
君はどうかしあわせに。

オニキス、俺を忘れてほしい。
初めて会った日のことも、共に育った日のことも、想いを告げた日のことも、そして俺が死んだその瞬間のことも、全て忘れてほしい。
きっと俺のことを覚えている限り、君はしあわせになれないから。
憎しみに囚われないで。
どうか、しあわせに――

俺はもともと人間の敵で、
ムリエに流れ着いたときに君がいなければ殺されていた身のモンスターだ。
それでも人間と交わることができて、君と出会うことができて、君の笑顔を知ることができて、俺はそれだけで幸せだったから。
君の笑った顔が好きだよ、なによりも。
――だから、君はどうか、しあわせに。

俺にとっての幸せは、ただそれだけだから。


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ニクシーのニクス。
オニキスと恋仲だった特殊なモンスターです。

人間よりも崇高に、ただ愛する人のしあわせを祈ったまま殺されていきました。
しかしオニキスは、自分の分身ともいえる存在を根こそぎ奪い取られたことから憎悪にかられ、彼を殺したカンバーランド王族ジェイコブに復讐を誓います。
それは、自分の血筋の世継ぎを熱望していた彼に、決して世継ぎを与えないこと。血筋を絶やすこと。
オニキスの静かなる復讐を、ニクスがどう思っていたかは、知る由もないことです。



ニクスは女の子顔負けの可愛い子でした。
女顔美少年でした。モンスターなのに





クリス、……

私は、私は…とても、話すのが苦手よ…
だけど……貴方に言いたいことがあるわ…

ありがとう、クリス、
貴方に会えてよかった。
あの時死ななくてよかった。

…不思議ね、涙が止まらないの…変な顔をしないで。
嬉しいのに、どうして涙が出るのかしら…
不思議ね…

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ロマサガ2・オパール



「…敵の動きは…そして…
 手駒は……………そうか、この手が使える…」

考え事してると陰険な顔になる軍師・コウキン
普段は穏和な人です。



【コッペリア】


ダレも わたしを 認めナイ


この身が ヒトの身でナイことが
そんなに 不服だと イウのか

泣くモノか 決して泣くモノか
侮られてたまるモノか
わたしは泣かず ただ凛とシテ ゆこう


ああ ソウダ
わたしはもとから 涙ナド出ない
ただの ニンギョウコウテイ だった



涙が 出るナラ
わたしは認めて もらえるのだろうか