険者の宿スペランサ                        _

【カーランシアとメイア】

「レナートさんはかっこいいよ? カーラちゃんっ」
「そりゃ顔がキレイってのは認めるわよ? 忌々しいくらいね。でもあれをカッコイイと言うかどうかっていう話だと思うのよねー」
「優しいし、カッコイイし、素敵だよ?」
「あんた夢を見てるのよメイア」
「えー! どうして? カーラちゃんひどーい!」
「わかったから。…だってニワトリ好き男よ?」
「最近そんなレナートさんも素敵に思える!」
「それ何かがおかしくなっていってるわよメイア」

カーラはシトラス家のお嬢さん(名門貴族と苦労人参照)
趣味が遺跡で罠調べたり、発明したりなのでその手伝いをあおぎに冒険者の宿に訪れて以来ときどき遊びに来る。

わりとがさつで適当で乱暴で素直じゃない。メイアやイリスなんかは可愛がるけどシアさんはソリが合わないらしい。多分ぐじぐじしてるからってのと、自分と違っていたく女らしげだから、か、な

シュリはからかい対象、王子とは教養のあるお話をすることもある、レナートに対しては恋愛感情を抱いているような抱いていないような微妙なところ。とりあえず逆に突っ張った態度を取ってしまう。



【めがねまつり】

眼鏡つけてみました。
イリスが入りませんでした。


「めーちゃんもアナスタシアさんものけものにするなんてひどいですよ! いかな温厚なわたしでも怒っちゃいますよ!」

たまには怒ってみる

しかし眼鏡まつりには参加してみる



王子慰めてみるの巻。


【レナートとメイア】

「メイア」
「…あ、レナートさん……」
「(目線をメイアと同じ位置まで合わせ)…泣いてたのか?」
「あ、…な、泣いてません、すいません、あたし、あの」
「泣いてるだろ。隠さなくてもいいよ。
 ……どうした? 誰かに何か言われたのか?」
「……べつに…べつに、なんでも、」
「クルクスが言ってたことか?」
「…!」
「……そうなんだな?」
「………あたし…あたし、確かに、クルクス君の言うとおり、足手まといだし、役立たずで、あたしなんていなければ、皆きっと怪我なんかしなくて、だから、あたしなんて――」
「メイア」
「……っ」
「……誰も君を足手まといだとか役立たずだなんて思ってないさ」
「…でも、クルクスくんは」
「クルクスのことは気にしないほうがいい。気には留めても、な。
 君は一生懸命やっただろ?」
「やりました…けど…でも…っ」
「なら、それでいいんだよ。はじめから全部うまくできる人間なんていないさ。
 …それより、怪我は大丈夫かい?」
「…え、…アナスタシアさんに治療してもらって…今は平気です…」
「そうか、よかった。
 …次の依頼を受けるときに、またメイアが一緒に来たいと思うかはわからない。けど、もし次に君が行きたいと思うなら、心配しないでついておいで。俺や皆で守るから」
「…でも、それじゃあ、あたし…足手まといです」
「もとより仲間はお互いをカバーし合うものだよ。…君はまだこういうことに慣れてないだろ、だから慣れるまでは俺たちが全力で守るから。な」
「…レナートさん」
「あんまり気負うなよ? あんまり背負い込んでもろくなことないぜ」
「………」
「まあ、ゆっくり休むといいさ。…それじゃな、メイア」
「あ、…レ、レナートさんっ」
「…? なんだい」
「…あ…ありがとうございました…
 …その…あたし…自信ないけど…
 ……考えてみます」
「そうか、よかった。…じゃ、な」
「あ、はい…」

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メイアがレナートに惚れるきっかけ
として設定しています。(笑)

はじめての依頼に行って、
いろいろミスやらかして、
王子にいろいろ言われて、
しょげかえって泣いてるときに慰めてくれたのがレナートでしたとかなんとか。






クルクスとメイア

「クルクスくんのせいでレナートさんに笑われちゃったじゃない! クルクスくんのばか! ばか王子!」
「…は? 何、それってもしかして僕を殴ったところを見られて笑われたってそういうこと? それのどこが僕のせいなのさ。被害者は僕なのに」
「くっクルクスくんいつもあたしで遊んでるでしょ!?」
「あー被害妄想は恐ろしいね。どうして僕が君なんかで遊ばないといけないのさ」
「う そつき! こないだだって「寒そうだね」とか言ってマフラーかけてくれるから珍しく親切だなあとか思ってたらそのマフラーの先を柱にくくりつけたじゃな い! あたし歩き出して首絞まるとこだったんだから! 何のためにあんな長いマフラー持ってるの? 遊ぶためでしょ!?」
「君そんなことも知らないの? マフラーは防寒具だよ。遊ぶためのものじゃない」
「クルクスくんにとっては全部遊び道具なんでしょ!? マフラーもあたしもお兄ちゃんもみーんな!」
「おおむね正解」
「ほらやっぱりッ!」
「でも思うんだけどね」
「なに!」
「遊ばれるような性格してるほうが悪いよね」
「何それ!? あーもぉこんな人許すんじゃなかった!」
「何の話さ」
「クルクスくん前あたしのこと役立たずの小娘って言ったでしょ。あたし覚えてるんだから」
「…執念深いね」
「でもあの後レナートさんに慰めてもらえたから許そうかなって思ったのに!」
「………なんか君言ってることがいちいち無茶な気がするんだけど気のせいかい」
「気のせい!」
「………」

喧嘩は日常茶飯事



「なんだい、メソメソ泣いて。みっともないね」
「狽ネ、なによぉ、クルクスくんには関係ないでしょお…!?」
「全く、辛気臭くってたまらないよ。
 君は自分がいくらメソメソしても回りに実害はないとか思ってるんだろうけど、迷惑なんだよ」
「わ、わざわざそんなこと…っ」
「…ほら」
「…え?」
「飲みなよ」
「…こ、これ、紅茶?」
「そう。僕がこの一級の腕前で淹れてあげたんだから、
 しっかり飲んでよね」
「な、こ、これ、どういう風の吹き回し…?」
「心外だね…まさか気遣ったのをそんな風に言われるとはね。さすが君だよ」
「…クルクスくんが、気遣い…? だってそんなの」
「ま、そんなのどうでもいいよ。こっちとしてもあんたがメソメソしてると部屋が辛気臭くて困ってるんだ。
 さっさと泣き止むんだね」
「あ、ちょ、クルクスくん…!」

++

「クルクスくんがあたしを気遣うなんて、気でもおかしくなったのかなぁ…」
「そんなことないですよ?」
「どうして? イリスちゃん」
「王子はもともとお優しい方ですもん」
「うそぉ」
「それに王子はめーちゃんが泣いてた気持ち、
 ご自分もよくわかってらっしゃいますから」
「…え?」
「ご両親を想う気持ちを、あの方は大切にしてらっしゃるんですよ」

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気遣い王子の巻(何)
たまには気遣います。




日常らくがきじゃないけどアナスタシアさん