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【らくがき】サプライズ

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「さ、さっき頼んだのお茶だけじゃなかったっけ…」
「うん、さっきはね(にこー)」
「な、なんで、ケーキがくるの?」
「んー…サ、プ、ラ、イ、ズ(にこー)」
「え、ええ、ぇ」
「(目はキラキラしてるのに、素直じゃないんだから)」

 彼女は素直じゃない。
 とてもとても、素直じゃない。

 だから君の目をまあるくしてみたいんだ、って、
 抑えきれずにこぼれる笑みを見てみたいんだ、って、思ってるけど。

 ――言ったら君は怒るから、ひみつ。

 穴倉時代のアルトくんとリカ。
 近隣の村への買い出しの際に立ち寄ってお茶を飲もうとすると、時たまこんなサプライズ。
 
 驚きと遠慮がちな心と、そしてうずうずとケーキを眺める眼差し。
 いつも頑張ってて素直に欲しいものが言えない幼馴染の少女を、たまには驚かせて喜ばせてあげたいな、と思うライヒアルトさんなのでした。


 ちなみに「奢ってもらうなんて!」って意地になって会計は絶対に自分がしようと思うのに、
 何だかんだ上手にはぐらかされて奢られて「う」って呻く。

tag:夜明けのガリアルド ライヒアルト リカルダ